足にむくみがあるというのは、体内に沈殿した老廃物を排泄する働きを担っているリンパ管が正常に働かずに、上手く老廃物を静脈へと送ることが出来なくなって詰ってしまった状態をいいます。
人間の血液には、心臓から全身へと送られる動脈と、全身を巡ったものが再び心臓へと戻っていく静脈の2種類があります。
心臓は血液を全身へ送るポンプの役割をしていて、そこから送り出された血液は、動脈を通り体全体を巡り、組織間液となって酸素や栄養を組織へと届けてくれます。
酸素や栄養を届け終わった組織間液は、二酸化炭素や老廃物を回収しながらリンパ管や静脈を通って心臓へと戻るのですが、この時に様々な原因で体のバランスが崩れると静脈やリンパ管の働きが悪くなり、老廃物が溜まってしまいむくみが起こってしまうのです。
したがって、足にむくみが起こるという事は、循環が上手くいっていないということなので、体にも良くないという事なのです。
リンパ管の老廃物は、リンパ液の流れが悪いと上手く排泄されなくなり、むくみとなってしまうのですが、足は身体の最下部にあるものなので老廃物が沈殿されやすく、健康な人でも2から3時間くらい立ったままの状態などで足を下にしているとむくみが起きてしまいます。
夕方になると足のむくみが起きるというのは、リンパ液や血液の流れの悪さによって排泄されなくなってなってしまった余分な水分が、足の先へと1日かけて下がってくるからなのです。
そのため、女性によくみられる冷え性や、デスクワークで1日座りっぱなしの姿勢でいたりすることが原因でも、血液の循環が悪くなるのでむくみやすくなるのです。
また、ヒールやパンプスなど踵の高い靴を履いていると、知らず知らず靴が脱げないように指を上げて歩いている場合が多いのですが、このような悪い歩き方をしていると、腿の筋肉やすねの筋肉が疲労してしまい、緊張すると血管が圧迫されて、静脈がうっ血してしまいます。
それが原因でもむくみが出てしまうのです。
足がむくみやすい人は、長時間立ったままの姿勢で仕事をしなくてはならないような、ウェイトレスや歯科医、美容師、理容師などの職業に就いている人です。
長時間の立ち仕事が多い人は、特に夕方になると足に老廃物が溜まりやすくなるのでむくみがあらわれます。
足がむくみやすいのは女性の方が多く、精神的ストレスに弱いとか神経質な性格の人がむくみがでやすいようです。
女性の場合、妊娠がきっかけで足にむくみがでるようで、骨盤内の静脈が妊娠して大きくなった子宮によって圧迫されて、その部位から下の部位にうっ血がおこるため、むくみがでるようです。
リンパ管は締め付けに弱いので、下着に圧迫されただけでも循環が悪くなってしまい、老廃物が上手く排泄されず、むくみとなってしまう場合も多いので。
体のラインを美しく見せりするために締め付けるような下着を常につけているような人も足がむくみやすいといえるでしょう。
最近、ふくらはぎがだるい、足の疲れがなかなか取れないなどと感じたら、むくみが進行している可能性があります。
足にむくみがあるかどうかをチェックするためには、膝から下の部分、すね、ふくらはぎ、足首の周りを10秒ほど指で押してみましょう。
指を放したときにすぐに元に戻ればむくみはないのですが、元通りには戻らないという場合はむくみが起こっているといえます。
靴下を脱いでから暫くしても靴下の痕が残っているような場合は、むくみの症状が酷くなっていると考えられます。
しかし症状には個人差があるので、自身の体調が良いときの状態と、今の状態を比べてみることが大切です。
それに加え、長時間立っていることが多い、同じ姿勢で1日を過ごすことが多い、毎日0時過ぎまで起きていて寝不足気味である、運動はあまりしないで車などに乗ることが多い、冷たい飲み物や食べ物が好きで冷え性である、塩分の多い食べ物や脂っこいものが好きなどといった項目に当てはまることが多いとむくみやすくなっているので注意しましょう。
足のむくみを解消する簡単な方法として、寝る時には足を心臓よりも高くする足枕や、入浴や足浴などで体を温めることで結構をよくし、老廃物を上手く排泄できるようにするものがあります。
体が冷えると循環が悪くなって、むくみが酷くなってしまうので、体を温めることが足のむくみの解消に必要なことなのです。
足をマッサージする事もむくみの解消に効果的です。
床に座り、片方の膝は伸ばして、その伸ばした方の足にもう片方を乗せます。
そして、足指の間に手を入れて、指の間を広げるようにしてゆっくりと左右に丁寧に回してみましょう。
次は、乗せている足を床に下ろし、両手の指でふくらはぎなどを体重をかけるようにして押していきます。
反対側も同じ様に行ないます。
これを毎日5分程度でも良いので行なっていくと、むくみが解消されていきます。